2024年9月17日(火)投稿

料理のこと:ジェノベーゼ・スパゲッティ

わが家では、スパゲッティというと、カルボナーラやボロニアを差し置いて、ジェノベーゼを一番よく食べている。その理由は、この何十年、春から秋まで、バジルを鉢やプランターで育てているからだ。若枝を切って、コップの水に差しておけば、2、3週間程度で根が出てきて、簡単にいくらでも増やせる。

材料は、バジル、ニンニク、松の実、パルミジャーノ・レッジアーノ、オリーブ油と簡単だ。松の実とパルミジャーノがやや高価なのが欠点だが、美味しさには代えられないので、しかたがない。バジルは使う直前に、簡単に水で洗う。先に洗っておくと、すぐに黒くなってしまうので注意。生の松の実(僕は、富沢商店の通販で買っているが、100gで1,000円程度)は乾煎りする(電子レンジでも可)。40gパルミジャーノはすりおろす。60gのバジル葉、ニンニク2かけ、30g松の実をフードプロセッサーに入れ、攪拌する。オリーブ油40gを足してさらに攪拌する。最後に、パルミジャーノを加え、軽く攪拌して味をみて、塩で味を調整する。料理の本では、これを一晩冷蔵庫で寝かせると、味が深くなるとしているが、わが家では、すぐにフレッシュなのを食べる。食べる直前にスパゲッティの上に、チーズを少量すりおろす。スパゲッティは、わが家は老人二人で150g程度なので、ソースが余る。冷蔵庫に貯蔵し、翌朝、トーストにつけると美味しい。

 僕は、1995年6月にジェノバに学会で行ったが、ホテルのランチで食べたジェノベーゼには、スパゲッティとジャガイモが入っていた。僕も、メークイーンを入れてみたが、これも美味しい。

写真1.スイート・バジル

写真2.ジェノベーゼ・スパゲッティー